就活でのグループディスカッションは、多くの学生にとって苦手な課題の一つです。
しかし、特別な才能がなくても、コツを抑えることで成功することができます。
この記事では、グループディスカッションで失敗しないために必要なポイントを紹介します。
苦手だと感じている人も安心して取り組める、失敗しないコツをぜひお役立てください。
就活まとめサイトにはない自身の経験から等身大のアドバイスをします。
まず グルディスでのありがちな役割について
グルディスをするうえで以下のような役割があり、これらのどれを担当するかで運命が決まる、といった話はよく耳にします。
①司会・ファシリテーター:話をまとめる進行役
②書記:要旨をわかりやすくまとめる役割
③タイムキーパー:時間読み上げだけでは不十分
④アイデアマン:議論に刺激を与える役割
⑤発表者:読み上げでなくプレゼンスキルも必要
これらのうち、経験上ですが書記とタイムキーパーは危険です。書記は書くことに専念してしまうので自分をアピールしにくいです。タイムキーパーはそもそもみんなで時間を共有し合えばいいので不要です。
くれぐれも「タイムキーパーやります!」なんて言わないようにしましょう。
また司会をやりたがる人は多いです。優秀な企業の就活ほど司会役を買って出る人が多いのです。しかしスキルが乏しかったりセンスがないのにやりたがる人もいるのが難しいところです。
上記のようにイマイチ役回りが微妙になってしまったとき重要なのが、これから話す「聴く力」です。相槌を打ちながら他人の意見を言い変えたり、他人の意見に便乗したり新しい提案をすることで、気づいたら司会役を乗っ取っていることも。またその中でペンを動かすことで自然と書記役まで担当する頼れる存在になれます。
とにかく周りの意見を聞くこと。それが重要です。
重要なのは「聴く力」。話すことより聞くことを重視しよう。
聴く力を侮ってはいけません。
阿川佐和子さんの著書「聞く力」が累計170万部突破の驚異のベストセラーとなったことが重要性を物語っています。
就活では皆さん自分の意見をアピールしようとしたり、リーダーシップを誇示したりして衝突しがちです。
しかし聴く力に長けた人がいるとこのような衝突が避けられ、議論がかなりまとまるのです。
聴く力とはなにか
とにかく相槌を打ちましょう。「うん、うん」と多少大げさに声に出していただいて構いません。発言者の目を見ていかにも「面白そうに聞く」。これだけです。
重要なのは①相槌のトーンを明るくすること、②否定しないこと です。
ひとしきりその人が話し終えたときに「めっちゃいいじゃん!」と一言添えましょう。
グルディスはチームワークが求められます。よく「めっちゃ」などの表現はビジネスの場になじまないのでNGという方もいます。
個人的にはありだと思っています。チームとして明るい雰囲気・話しやすい雰囲気づくりは重要で、フランクになりすぎなければこのような言葉遣いはアリです。
逆に堅苦しい方が上手くいかなかったりするのではないでしょうか。
良い意見が出たときにすべきこと
本当に良い意見であれば「それって〇〇っていうことだよね」と言い換えをしたり、「〇〇さんの意見をブラッシュアップしたら面白そう!」と提案をしてみましょう。
あら不思議、その意見があたかも自分が導いたような雰囲気になります。
ここでリーダーっぽい人が出しゃばって纏めようとすることも想定できますが、「〇〇さんの意見に賛成です、めっちゃ面白いと思う!」と肯定してあげることで〇〇さんと仲間になれます。グルディスでは同じ意見の仲間を作ることで円滑に議論が進みます。
イマイチな意見が出たときにすべきこと
この意見、イマイチかも、、という意見が出たとき、どのように対応しますか?
こんな時でも「✕✕さんの意見には反対です」「それってただのあなたの感想ですよね?」などと直接的に否定することはNGです。
絶対に①相槌のトーンを明るくすること、②否定しないこと は守りましょう。
こんなときはこう立ち回るのがおすすめです。
「うんうん、なるほど!つまり✕✕っていうことですよね」(言い換え)
「そうしたときって最悪の事態✕✕みないになるリスクは孕んでいる気はしますよね…」
「リスクをカバーできる方法ないかなあ,,,」(独り言)
上記のように振る舞うことで他の人から反対意見が出てくることがあればそれに乗っかればよいですし、よいカバー方法が提案されればそれはそれでよい方向に向かうはずです。
こんな感じで否定せず、リスクを提示することが重要です。
社会人は「リスクが考えられているか」「リスクマネジメントできているか」などの思考が大好きです。人事にリスクまでマネジメントできている姿を見せてあげましょう!
「聴く」で重要なマインド
誰かが意見したときに「Yes,But…」の思考でいましょう。対義語は「No,Because…」です。
実はポンコツ社会人に「No,Because…」思考の人がすごく多いです。「ここの資料、こうできますか?」などという提案に対して「〇〇なので無理です」と言い放って聞く耳を持たない人です、
それに対して「Yes,But…」思考で「できると思います、ただ懸念事項として〇〇があって…」といえばその懸念事項をカバーする提案をもらえたり、良い印象を与えたりと議論が円滑に進みます。
この思考をグルディスでも忘れないでください!
人事は何をみている?
人事から見ると、ES審査や一次面接である程度ふるいにかかった状態の優秀な学生からさらにふるいをかけなければいけないのがグルディスです。
優秀な人が既に集まっていることが多いので、決め手に欠けて選考側も難しいという話はよく聞きます。
そんな人事側の評価方法として意外と多いのが減点方式です。
挨拶ができていない人・鞄のチャックが空いている人は差が出るので人事側からしても明確に「不採用の理由にできる」ことからマイナス評価となることは多いようです。
実際私がグルディス通過後に人事と座談会の場があったのですが、人事の方は「みんな優秀で納得できる合格理由が報告しにくいから、鞄のチャック空いている人は全員はじいた」と言っていました。。。恐ろしい話ですね。
グルディスは緊張される方も多いですが、このようなケアレスミスをしてしまうといくら準備・対策をしても元も子もないので気を付けましょう。
挨拶をする、机上には必要なものの見出して鞄のチャックはしめる、鞄はできれば通路側に置かず自身の椅子の中に置く、消しゴムのカスは集めて捨てるor持ち帰る….これだけでも差はつきますよ。
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グルディス対策に関わらず、就活では論理的な思考力や臨機応変さを問われる場面が多いです。
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最後に
いかがだったでしょうか。
グルディスでのテクニックを語る人はたくさんいます。PREP法を意識する・企業理念を把握したうえで提案する、時間配分・課題の定義を決める、などです。
たしかにこのようなテクニックはあるに越したことはありません。しかし苦手な人でも「聴くこと」を意識することは比較的簡単です。
人事の評価シートにもきっと「話すこと」と同じウェイトで「聴くこと」の評価項目があるはずです。ここの点数を稼げるように意識しましょう。自ずと話し合いに能動的に参加することができますよ。
皆さんのご検討をお祈りします!
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