趣味である日本株投資を楽しむコンテンツとして、定期的に【投資手法検討会】行うことにします!
第一弾は 好決算なのに出尽くして下げたところを狙う 手法です。
決算の読みが当たり、好決算だったにも関わらず翌日株価が下がってしまうという経験をしたことはありますか?
これが悔しすぎるので敢えて下で待ち伏せする手法で、どれくらい勝てるのか検証します!
詳しい手法
1.好決算の銘柄を探す
2.翌日下げた銘柄を探す(好決算で下げているので材料出尽くしによる下げと考える)
3.その後数日株価がヨコヨコする or 地合いの影響でもう一段下がるタイミングまで待つ
4.3までの条件が揃った銘柄を買う!
今回の対象銘柄
3544サツドラHD
9/20に第1四半期決算を発表、営業利益は2.3億円で前年同期比3.1倍となっている。ドラッグストア・インバウンドフォーマットともに売上が好調に推移しているようだ。ただ、月次動向から売上高の2ケタ成長は織り込み済みであり、据え置きの通期営業利益予想10億円、前期比3.3倍に対する進捗率などにもサプライズは限定的。目先の出尽くし感につながる状況となっているもよう。
2778パレモ・HD
9/19に業績予想の修正を発表、上半期純利益は従来予想の4.1億円から5.1億円に、通期では5.7億円から7.5億円に引き上げている。店舗の賃貸借契約の変更に伴う補償による特別利益計上が主な要因に。ただ、本業ベースである営業利益の上方修正幅は小幅にとどまっており、売上高は家ナカ需要の反動から下振れの形に。前期までの収益改善モメンタムの鈍化が意識される状況となり、出尽くし感につながっているようだ。
2978ツクルバ
9/14大引け後(15:00)に決算を発表。23年7月期の経常損益(非連結)は1億5000万円の赤字(前の期は7億9500万円の赤字)に赤字幅が縮小し、連結決算に移行する24年7月期の同損益は1億3000万円の黒字に浮上を見込み、10期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。 直近3ヵ月の実績である5-7月期(4Q)の経常損益は6500万円の黒字(前年同期は1億1200万円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-12.5%→4.6%に急改善した。
4936アクシージア
9/14大引け後(15:00)に決算を発表。23年7月期の連結経常利益は前の期比8.9%増の19億円になり、24年7月期も前期比20.9%増の23億円に伸びを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。8期連続増収、4期連続増益になる。 同時に、今期の年間配当は前期比6円増の20円に増配する方針とした。
7683ダブルエー
9/14の取引終了後、24年1月期の連結業績予想について、売上高を206億9100万円から212億6500万円(前期比20.8%増)へ、営業利益を16億200万円から20億3000万円(同71.1%増)へ、純利益を9億6400万円から12億500万円(同75.0%増)へ上方修正したが、月次概況などから上方修正が想定されていただけに、材料出尽くし感から売られているようだ。
3491GAテクノ
9/14の取引終了後、23年10月期の連結業績予想について、事業利益を16億円から21億5000万円(前期比2.1倍)へ、純利益を4億3000万円から9億4000万円(同2.4倍)へ上方修正したが、材料出尽くし感から売られているようだ。
6823リオン
9/14の取引終了後、第2四半期累計(4~9月)連結業績予想について、売上高を117億円から121億円(前年同期比12.1%増)へ、営業利益を11億円から16億円(同52.1%増)へ、純利益を7億円から12億円(同98.3%増)へ上方修正したが、目先の材料出尽くし感から売られているようだ。
5032ANYCOLOR
9/14に第1四半期決算を発表、営業利益は40.4億円で前年同期比90.5%増となり、据え置きの通期計画127億円、前期比34.9%増に対する進捗率は31.8%と順調スタートに。にじさんじはコマースおよびプロモーションが堅調に推移し、コマース領域はユニット展開施策、プロモーション領域は案件の大型化等で収益が拡大しているもよう。想定以上の大幅増益決算を受けてあらためて成長期待などが高まる状況となっているようだ。だが株価は決算前の水準に戻っている。
購入金額・タイミング
この記事を作成した9/26、日経平均株価は大きく下落した。このタイミングで好材料出尽くしで下がった銘柄がもう一段下がっているため終値で買ったこととする。それぞれの取得価格は次のとおり。
3544サツドラHD:775円
2778パレモ・HD:207円
2978ツクルバ:875円
4936アクシージア:1092円
7683ダブルエー:2442円
3491GAテクノ:1164円
6823リオン:2195円
5032ANYCOLOR:3585円
結果確認(後日追記)
上記の記事を書いてから15日ほど経過しました。結果を確認します。
3544サツドラHD:775円 ⇨742円
2778パレモ・HD:207円 ⇨188円
2978ツクルバ:875円 ⇨ 747円
4936アクシージア:1092円 ⇨1,012円
7683ダブルエー:2442円 ⇨2,325円
3491GAテクノ:1164円 ⇨1,109円
6823リオン:2195円 ⇨2,350円
5032ANYCOLOR:3585円 ⇨3,370円
上記の通りこの仮説は棄却されました!上昇したのは1銘柄のみで7銘柄が下落。
「落ちるナイフは掴むな」という投資家苦言の通り下で拾うのはとてもリスクがある行為ですね。絶対しないようにします、ひとつ賢くなりました。
また上がった6823リオンについては特に材料があったわけでもなくジワジワ上昇しました。その他の銘柄についてはそこと思ってピックアップしたものの翌日いこうもダラダラ下がり、ここ数日で少し回復した、という状況が多いです。
教訓
・この手法を使うのは底の判断が難しい
・もう少し長い目で見れば株価が上昇するかもしれないが、いずれにせよ買い時としては不正解だった
・順張り、確実に底打ったタイミングでのインが一番!