面接対策って何したらいいかよくわからないですよね。
とりあえずよくある質問集みたいなの読んで、それには答えられるようにする。こんな準備をしていないでしょうか。
私もこれでした。ただこれだと全然だめです。
あなたはこのブログに出会えてラッキーです。この記事では5W1Hという面接での最強のフレームワークを基に、ブラッシュアップのやり方についてコーチングいたします。
一つの質問に対して、その深堀が絶対に必要
面接と言うとフォーマルにとらえてしまいますが、要は「あなたのこと教えて!」という時間です。
質問に淡々と答えてほしいのではなく、なぜそうなったのかという背景を面接官はすごく知りたがっています。
突然ですが、面接で「あなたの短所は?」と聞かれたら何と答えますか?
「他人との摩擦を避けたく、自分の意見を強く言えないところです」
と答えたとしましょう。
回答として◎ですが、面接官はこんなことを知りたいのです。
・なぜ他人との摩擦を避けたくなったのか(エピソードがある?)
・いつ頃から短所になったのか
・その短所を治そうとする努力はしているか
・その短所はどうやったら治ると考えているか
ここまで深堀できると最強です。何聴かれても答えられます。
深堀の方法 簡単なのに誰も教えてくれないやり方
5W1Hという言葉は聞いたことありますでしょうか
5W1HとはWhat,When,Who,Where,Why,Howの頭文字をとった言葉です。
面接において、一つの質問の答えをこの6項目に分けて整理しましょう。
先ほどの例で考えます。
What:短所はなにか
Who:誰の短所か(自分)
When:その短所はいつから短所になったか
Where:その短所はどこで短所となったか
Why:その短所はなぜ短所となったのか
How:その短所はどのように改善できるか
ここまで答えられる準備をすれば、面接では怖くなくなります。
これらの回答を考えることは、答えを用意しているだけのようですが実はその過程に非常に価値があります。
思考が整理されて、自分自身についてロジカルに・客観的に語ることができますよ。
このフレームワークが最強な理由
先ほども述べましたが、面接というのは「あなたのこと教えて!」という時間です。
あくまで対話形式である必要があります。(一次面接では対話ではないことも多いですが)
面接官があなたと対話しようとしたとき、一つのあなたの回答に対してこの5W1Hのどれかをぶつけることが確定しています。
疑問詞ってこれしかないですから。
面接官は面接官で、「5W1Hを使って深堀するように」という指導を受けていることも多いです。
つまり5W1Hで回答をブラッシュアップすることは、面接準備において最重要で最有力なのです。
よくある質問について考えてみよう
頻出である下記について5W1Hのフレームワークを基に考えてみましょう。(※Whoは省略します)
(1)志望動機
What:志望動機はなにか(例:食を豊かにするという企業理念・企業文化に共感した)
When:その志望動機はいつから湧いてきたのか(例:留学をしたとき)
Where:その志望動機はどのような場面で考えるようになったのか(例:留学先でご飯が食べられなくなった経験をした)
Why:なぜその志望動機となったのか(例:いつでも食に対して不自由なく暮らせる世の中にしたいと思ったから)
How:その志望動機はどのように考えたのか(例:日本に帰ってきて不自由のない食へありがたみを感じて気持ちが湧いた)
(2)学生時代力を入れたこと
What:学生時代力を入れたことはなにか(例:部活)
When:そのガクチカはいつ経験したか(例:大学1年から今まで)
Where:そのガクチカはどこで経験したか(例:大学)
Why:なぜ力を入れたのか(例:部長に推薦されたため)
How:そのガクチカはどのように力を入れたのか(例:リーダーシップが磨かれた。学業と両立した。)
(3)就活の軸
What:就活の軸はなにか(例:英語が生かせる仕事をしたい)
When:その軸はいつ考えたか(例:高校生の時)
Where:その軸はどのような場面で考えるようになったか(例:授業中に英会話の魅力にハマった)
Why:なぜ軸としているか(例:英会話が得意であり、知らない世界を知れる道具だと思っているから)
How:その軸はどのように考えたか(例:高校生の時から漠然と英語を使う仕事への憧れるようになった)
(4)なぜこの業界を志望しているのか
What:志望業界はなにか(例:食品業界)
When:その志望業界はいつ考えたか(例:留学をしたとき)
Where:その志望業界はどのような場面で考えるようになったか(例:留学先でご飯が食べられなくなった経験をした)
Why:なぜ志望するようになったか(例:いつでも食に対して不自由なく暮らせる世の中にしたいと思ったから)
How:その志望業界はどのように考えたか(例:日本に帰ってきて不自由のない食へありがたみを感じて気持ちが湧いた)
(5)なぜ弊社を選んだのか
What:弊社とは何か(例:カゴメ)
When:弊社への志望はいつからか(例:就職活動を開始した大学三年の末)
Where:弊社への志望はどのような場面で考えるようになったか(例:トマト製品では圧倒的なシェアがあり不可欠な企業だと感じた)
Why:なぜ志望するようになったか(例:留学の経験から食の安全性・流通を意識するようになり、シェアのある御社で働くことが理想と考えるから)
How:志望はどのようにして考えるようになったか(例:スーパーでケチャップを選ぶときに種類の豊富さに圧倒されて志望するようになった)
(6)学生時代にあたった壁と乗り越えた経験について
What:壁と乗り越えた経験は何か(例:英語に自身があったが留学先で全く通用しなかった。しかしスキルアップしTOEICスコアが上がった)
When:いつのことか(例:大学2年の夏)
Where:どこでのことか(例:オーストラリアへの短期留学。英語のディベートの授業中)
Why:なぜ壁であり、なぜ乗り越えられたか(例:英語の筆記試験は高得点だったがリスニングができなかった。しかし楽しみながら克服した)
How:どのように乗り越えたか(例:毎日友達と放課後に話したり出かけたりして、プライドを捨てて楽しみながら克服した。)
とくにWhyにこだわろう
5W1Hの中でも面接官が一番質問するのが「Why」です。
例えばガクチカとして部活の経験を話す場合、下記のような対話が考えられます。
「なぜ部活に力を入れた?」→「部長だったから」
「なぜ部長になった?」→「信頼されていたから」
「なぜ信頼を獲得できた?」→「どんなにうまくいかなくても士気を上げ続けるようにした」
「なぜ人よりそれができる?」→「モチベーションが正かに直結すると考えているから」
「なぜそう考える?」→「大学受験ではモチベーションをキープすることが結果につながる経験をした」
「では仕事でうまくいかないことが続いたときどうモチベを保つ?(How)」→「」
このように、面接官はWhyを掘ることでどんどんあなたについて深く知ることができます。
あなたがもし面接官だったとしても、全く知らない人を評価するためにはこのように深堀するのではないでしょうか。
これを面接の場で急に考えるのと、先に思考を整理しておくのでは全く伝え方が変わります。
必ず準備しておきましょう。
ここまでできれば一流就活生
ここまで自身のことを整理できれば、面接は怖くありません。
基本的に疑問詞は5W1Hの6種類しかありません。
あなたの回答を基に、このどれかが飛んでくるのです。
準備しているのとしていないのでは伝え方がまるで異なります。
また思考が整理されて一貫性がある答えを続けられると、面接官も「この人、自己分析がよくできているな」と感じるはずです。
面接は何が聞かれるかわからないから怖いものです。
しかし5W1Hのいずれかが聞かれると分かっていればそれほど身構える必要もないのではないでしょうか。
最後に
いかがでしたでしょうか。
面接に挑む前に本記事の内容を是非参考にしてください。健闘を祈っております。
またこのブログでは就活にまつわる様々な情報を発信しています。特に企業別にまとめた志望動機・面接回答集は参考になるかと思います。 ぜひ下記からご確認ください。